深セン猛走会 ランニングブログ

広東省深圳(深セン)市の日本人を中心としたランニング練習会やレース、飲み会などのイベント情報

深圳鳳凰山トレラン26km 2023年5月20日(土)

先週の土曜日に鳳凰山トレランレース(26km)に参加してきました。遅くなりましたがブログにあげておきます。

 

日時:2023年5月20日(土)

参加人数規模:300人

猛走会からの参加者:とかリン(Tok@-0)さんと私(マツ)の2名。

(チンさんも申し込んでいたのですが体調不良のためやむなく不参加)

場所:深圳鳳凰山(宝安区の福永、西郷、沙井、公明新区を横断していくコース)

制限時間:当初7.5時間→前日に9.5時間に延長(高温になるという天気予報により前日の夜11時頃に通知が出て2時間延長)

 

この通知を見るまではペットボトル2本で走るつもりだったのですが、これ見て私は水袋も背負って水多めで走ることにしました。


開催が土曜日で場所も宝安区の福永なのでゼッケンの受取りは事前にではなく当日朝。当日の朝でよいのはありがたかったのですが、受付開始予定時刻の6:00に行ってみると係員がまだ来てなく実際に開始になったのは6:20。とかリンさんは5:30頃に着いていたそうで50分も待ちぼうけ。誓約書にサインし、GPS腕輪のデポジット150元を微信で払い、ゼッケンとTシャツをもらって受取りサインをするので少し時間がかかります。

 

早めに受付が終わった我々はスタートまでまだ時間があるので大会のカメラマンに写真を撮ってもらいます。

 

これはとかリンさんに撮ってもらった写真

この女性は誰?と思うでしょうけど、小糖糖さんです。ご存じないですよね。抖音(TikTok)で「爱跑步的烘焙师~小糖糖在跑步」または「yoyo60302541」で検索すると出てきます。サブ3ランナーで、ローカルな公明マラソンとかでは優勝している方。私は抖音でよく見ていたので感激して一緒に写真を撮ってもらいました。

 

さて受付のほうですが、スタート時間の7:00になってもまだこれだけの人が並んでいます。参加者の半分くらいかもしれません。このぶんだと7:30でもスタートできないかも。

 

結局受付の列は7:20にはけて、そろそろスタートです。

 

アナウンスは何もなかったですが、キリのよい30分遅れの7:30にスタートになりました。

 

スタートして2,3分走ったら結構ゆっくりなのに息があがって苦しい。昨年の12月にコロナにかかって以降どうも息が上がりやすく苦しくなりやすい。私はスピードを落としてとかリンさんには先に行ってもらいます。

 

スタートからCP1(鳳鳴亭)までの7.5kmは舗装路。

車が走れるくらい幅がある道をずっと登っていきます。

 

登りながらついついまわりの人のシューズ等を見てしまうのですが、HOKAとKailasがそれぞれ30%ずつくらいで、全体の60%~65%を占めている感じです。香港だとSalomonが今も多いと思いますが、ここでは1人しか見なかったです。リュックはバラバラですがKailasが一番多い感じ。登山杖を持って走る人は4人か5人に1人でしたが、皆さん3つに折り畳める軽そうなのを持っています。福永のトレランにほとんどの人がこれだけのトレラン用のギア装備で参加してきているのはちょっと驚きでした。中国のマラソンに参加する人はこの数年で急増しましたが、トレランする人もかなり増えましたね。

 

CP1に着きました。とかリンさんにここで追いつけるだろうと期待していましたが、彼の姿は見えません。彼は長いせずすぐに出発したようです。

 

この先CP1~鳳凰山山頂の望烟楼までの約2kmは山道になります。

 

鳳凰山山頂の望烟楼(376m)に着きました。ここが深圳十峰の一つなので打卡しておきます。今年ここは初登頂。

 

望烟楼から飛雲頂までは舗装された道。左手には福永・沙田の街の景色が見えます。

 

飛雲頂を過ぎると後はずっと山道です。

 

巨大な岩山「亚婆髻」(注釈※1)をぐるっと回ってCP2(釣魚場)に向かいます。

ここは猛走会で亚婆髻に行った時、通ったところです。下りる時足が届かないんですね。以前はロープありませんでした。

 

CP2(18km地点)に到着。これはとかリンさんが撮った写真ですが、なんと小糖糖が写っています。タイムを見るととかリンさんと小糖糖は同時に着いています。

レース後にとかリンさんが言うには、「あの人(小糖糖さん)、いい人ですね。ジェルみたいな細長い液体くれましたよ。」と、一緒に走って仲良くなっていました。

とかリンさんも凄いですね。サブ3ランナーの小糖糖さんとここまで一緒に走ってこれるということは、彼もサブ3の実力をすでに備えているとも言えるのかも。

 

CP2を過ぎればあとは平地だと思っていましたが、少し進むとまた山に入ります。山に入ってすぐのところに小川が流れていたので、炎天下で熱くなっている頭と首にミニタオルを使って水をかけて冷やします。気持ちいい。

 

この岩壁、猛走会でも来たところです。この横の道を登っていきます。

 

とかリンさん、この日は調子よかったということで、顔もにこやか。

 

元気よく、ガッツポーズも出ています。

 

そしてゴール。

 

私はとかリンさんから25分遅れでゴール。暑かった!

 

証書

 

 

全体のレース結果から統計してみました。

 

優勝者のタイム:2時間38分 ←驚きの速さです。

最後のゴールした人のタイム:8時間53分

2時間台から8時間台までと幅が広いので、時間台ごとに人数分布を出してみました。

これだけ時間がわかれると主催者側のCheck Pointの係員も山の途中で待ってくれている救援隊の人たちも暑い中たいへんですね。

 

猛暑により制限時間は7.5時間から9.5時間に延長されましたが、7.5時間を超えてゴールした人は20人。この方たちはこのおかげで完走できたので、時間延長は意味がありました。


途中棄権された方もいらっしゃいますが、ニュースや結果のまとめには話はあがっていないので無事全員帰宅できたと思います。

 

とにかく暑かった。この日の気温は27~32℃、体感温度35℃。

山の中は木陰が多いのでまだよかったですが、釣魚場付近やゴール前の数キロは日陰がなくちょうど昼ごろで炎天下では平地でもとても走る気にはなれず歩いて進むのがやっと。

 

CP1~CP2までは約11kmですが、私は水をこの区間だけで2.5リットル飲みました。多めに持っていてよかったです。CP2の手前は日陰が少なく真昼の太陽が照りつけて暑く水を飲みほしてつらかった人は多いと思います。私はトータルでは4.5リットルくらい飲みました。スタート前に飲み貯めしておいた分も含めると5リットル。

 

個人的なハイキングだったらこんなに水は持って歩けないので、途中にエイドがあるレースはこういう点、安心です。着替えもスタート地点に預けて走れるし、道に迷って遭難するリスクも少ないし、救援隊も所々で待機してくれているし。CP2ではアイスクリームも用意してくれていました。この大会の参加費はTシャツ、保険代も含んでわずか138元。

 

ということで、トレランレースがあったら順位やスピードは求めず、安全第一でゆっくり歩くつもりで出てみましょう。

森林浴しながら景色も楽しみながらダイエットです。

 

参考、引用資料:第二站完胜 | 用一场环凤凰山越野跑训练赛,度过2023年最有温度的520 (qq.com)

 

注釈※1 亚婆髻(Yapoji)

宝安区と公明区の堺にある巨大岩山。標高は300m。今回のレースではこの山には登っていません。猛走会で昨年2022年7月24日に行っています。(タモツ週刊号ブログ まつ隊長トレイル in 鳳凰山 2022年7月24日(日) - 深セン猛走会 ランニングブログ (hatenablog.com)) 鎖につかまって岩を登り、下りるのも容易ではないのですが、深圳に住まわれているなら一度は行ってみていただきたいユニークな形状の岩山です。岩山の上に人が写っているのがわかりますでしょうか。猛走会で行った時は裏側の木がある側から登り、写真の右側に下りました。