深セン猛走会 ランニングブログ

広東省深圳(深セン)市の日本人を中心としたランニング練習会やレース、飲み会などのイベント情報

走ることについて語るときに僕の語ること(兰马編)

 

ヒデです。

 

これは、

私の好きな小説家、村上春樹のエッセイから取ったタイトルだ。

 

 

蘭州フルを走って、

マラソンという事に対するメンタリティをblogに記録したくなったのと同時に、

この本を思い出した。

 

第一部で、福ちゃんが兰州マラソン全容をうまく書いてくれたので、ワタクシは、好き勝手な、第二部エッセイ的ブログです……独りよがりご勘弁下さい。

 

唐突だが、何の為に走るのだろうか。

42.195キロも。遠征までしてだ。

それも多くの人が。

人それぞれあるだろう。

 

ボク自身は旅行の楽しさもある。ただそれは旅だし、旅が好きなら旅だけでも良い。

 

やっぱり、走るが起点になってるので、走る事が好きなのだろう。それに旅をかけたら、もっと楽しさが増すんだろうって思う。

 

振り返ってみると、最初の走るキッカケはダイエットとか、健康とか、そんなとこからSTARTして、走行距離増えて、いつの間にかフルまで走って、完走した。

 

達成感に味をしめたのか、ハマって練習して、それなりに日常になると仕事やプライベートで落ち込んでもランに助けられたりして、

生活の一部にもなっていく。

 

更には、自分の目標が必要で、

だんだんその目標も上がっていき、

2019年ぐらいかな、

遠い目標に思えたサブスリーに目標を置いた。

高い壁ではあったが2020年に達成。

 

一回できると、不思議とサブスリーを何度も達成して、4回連続達成すると、それが普通になってくる。

 

しかし、

今回はそのサブスリーに4分足りなかった。

5回連続のサブスリーを逃したのだ。

 

そして、過去の自分が自分に期待してしまっているのか、今回は記録自体は残念な気持ちになり、また出直そうと思った。

 

そんな記録は記録として、ただ単純には走りは楽しめた。

 

秘境の地である蘭州で高地で、

乾燥して丸裸の山の赤土見ながら走れたのは楽しかったし、

沢山の応援で、街中が盛り上がっている

お祭り騒ぎの4万人参加のマンモス大会。

そんな中で走り切る醍醐味も感じた。

 

 

記録は、体調や、高地1500mとか気温とか、

なんだかんだ外的要因は言い訳できるが、

そんな事よりも、自分自身の要素が大きいと思った。正に第一人称は、正にボク。

もう一回、原点に戻って、自分の限界決めずに走って、現状打破したい。

そんな事を誓ったレースだった。

 

それと、単純に、

仲間と走るって楽しいな。

って思った。

 

最初の議題の、何のために走るのかを自分自身に問うと、

 

仲間と楽しく走って、

自分も今の自分を超えられて達成感得たり、

それを仲間と共有できたり、

仲間も挑戦したり、刺激受けたり、

そんな事が楽しくて、走ってんだろうな。

って思った。

 

そんでもって、タイムを追い求める必要はあるのかなぁ。今後の年齢的な事も考えると、ファンラン的な感じでいいじゃん?って思っちゃう自分もいるけど、

ランに向き合って、高みを目指す中で、

得られるものを得ていきたいと

やっぱり思ってしまうし、

キツイ練習してでも乗り越えたいって思う

M精神も

フル走った後に何故か不思議と湧いてくる。

 

瀬戸ちゃんとは、言葉少ない中でも、

一緒にサブエガ(2時間50分切り)やってやろうぜ、と誓った。

サブスリー失敗したボクが言うのも何だかだが、これが2023年からの目標であり、

やっぱりやってみたい。

 

目標には、PBから後2分か3分縮めれば達成にはなるが、

そう簡単には問屋が卸してくれない。

目標ってそんなもんだ。

 

挑戦者として、次の目標向けて打破していく為にも、

今回のレースを振り返り、

内省してみる。

 

■■■蘭州マラソン レース挑戦記■■■

◾️レース前

ヒデは少しはやめに来て、アップと準備。

福ちゃんの回到シャツで堀ちゃんとお別れしつつ、アラちゃんと3人でシューズ円陣。スタートブロックが別になるので、それぞれの健闘を讃えます。

 

■020kmの前半戦

今回は、標高1500m高地、気温は2028℃?ぐらいの、結構厳しい条件とは言われるコース。

 

でも、走ってしまうと、案外息切れはしなかったし、湿度が低いので走れると思った。

 

過去の公認大会記録もありAブロックからSTARTし、自分のペースで走ってると、

3キロぐらいでスーツの帅哥が、

『ヒデさん』

と現れた。

 

瀬戸ちゃんだ。

 

なんとなくペースが同じで、狙ってるタイムも同じぐらいだったので、

敢えて言わなくても、

 

お互いの空気感で前半戦を並走した。

 

前半11キロ迄は少し下り。

貯金作る為にも4‘07/kmあたりで行った。

 

無理してる感じも無かったし、脚を使わないエコな走りをしていた。と思ってる。

 

11キロ過ぎから弱い登りが続くが、

平均4’12/kmあたりで

20キロぐらい迄は押して行った。

 

それにしても、蘭州の応援は凄い!

特に14キロぐらいの中山橋の横は

人でぴっちり!

 

テンションなんか上がりまくって、

『うぉーっ』て、

2人で絶叫通過〜。

↓ちなみに、夜の中山橋

 

更には瀬戸ちゃんのブランド力で、

同じペースのランナーと動画撮られたり

しながら、

楽しく進んで、エールもらった!

 

20キロぐらいまでは、ほぼ併走し、

体力的にもサブスリーは堅いと思った。

 

■2025km ■

このあたりは緩い登りだが、淡々と

平均4’12/kmあたりで走った。

 

ハーフ通過☞1時間2815

ほぼ予定通り。

 

17kmの黄河を渡る橋の登りで、集団がばらけて少しヒデが前に行き、そのままの流れで、

瀬戸ちゃんの1020m前を淡々と走っていた。

ヒデの横にぴったりとくらいついているおっさんもいて、この流れで押して

背中で引っ張って行こう

とも思ったし、周りのメンバーも

引き連れて先導してくつもりだった。

 

その気持ちが空気館で伝わったのか、

近くのおっさんに、

一緒にサブスリー しようぜエール交わされ

それと同時に

 

エナジージェル渡される 笑)

 

渡されたからにはちゃんとジェル飲んで、

👍のサインバック。

気持ちが嬉しいよ。

 

■2530km ■

とは裏腹に、24kmぐらいから

腹いてぇなぁと思っていたが、

25kmのトイレを見て、

いてもたってもおられずトイレPITイン。

 

1分強?かかって出てきた。

 

そん時にはおっちゃんはもうはるか先で、

前方20mぐらいにサブスリーペースメーカーと瀬戸ちゃんが見えた。

 

自分の体調は戻るはずだし、まだ貯金あるので粘ってジワリジワリ後方から行こうと思ったが、単独走になったのもあり、自走では

4’20/kmを切るのがきつくなってきて、

少しずつ先が離れていった。

 

■3035km ■

単純に脚が売り切れたんだろなぁ。

4’2030/kmぐらいしか出なくなった。

なんだか投げだしたい気持ちと、微妙に腹が気持ち悪いので、

2回目トイレPITインに入る。

 

スッキリはしたが、スピード出ない。

これで耐えて刻むしか無い。

今回はサブスリー をこの区間で諦めた。

 

■3542.195km ■

脚が無くなってしまった。

4’40/kmぐらいしかでん。

 

最後まで、ゼーハー言うまで、

振り絞りたかったが、

振り絞れる脚が無いので、

セーブするしかなかった。

気を抜くとピキっと攣りそうになる。

 

一度本気で攣ったので、

5秒止まって、電信柱に手を付いて伸ばしたり。騙し騙し走った。

それでもキロ5は割らずにキロ4分台で走った。

 

スライド区間で、瀬戸ちゃんとエール。

ボクは、、

モウアカン

が、、

瀬戸ちゃんはギリギリな感じだったんで、

粘って粘ってヤリキッテクレ

そう思った。

 

そして、カレはやった。

ハーフで疲れを見せていたが、それ以降ホントに良く粘った。

私は残念だが、走り切れてヨカッタ。

 

 

ゴールはやばいでしょ、このメダル委員さん。

マジ笑顔でマジ泣けるし、運営素晴らしい👍

 

↓ありゃ4分足りんな。的な今回のひでログ。

 見事なビルドダウンです。

 

■■■レースの反省点■■■

 ①脚が出来てない。

いわゆる、走り込みだ。

深圳の5月の気温で距離踏めて無かったな。

改めて、夏のレースの難しさと、脚作りの基礎期間の重要性を学んだ。

 

②水分補給

蘭州は湿気が低い内陸で、喉が渇いた。

近くは赤土とか砂漠とか。だもんなぁ。

天気予報見たら湿度18%とか出てきて、

そいう土地なんだな、って改めて感じて、

口に含むだけでなく、しっかり水を飲む。

この辺りも脚が攣った要因かもしれぬ。

レース後に水分飲んでも飲んでも

なんぼでも身体に染み込んでいった。

 

③お腹ゆるゆる問題

実は、出張者対応飲みで、少しお腹壊し気味だった。色んな予定をピタッと合わせるのむずいけど、もうちょい体調管理できたかも。

 

 

■■■番外編■■■

蘭州はおもろかった。

蘭州ラーメン、やっぱ本場美味いやん。

食べログ評価No.1の空港近くで前日昼と、レース後の昼2回食った!

 

夜は、有名チェーン店の马老六で、羊料理と、独特野菜とヨーグルト食べて、別の支店で食べてた福ちゃん、荒ちゃんと意図せずお店被る。

周りにいたランナー達は、羊2匹丸ごといっちゃってました。

 

甘かったり、辛かったり、しょっぱかったり、

緩急ついて蘭州食もバラエティー飛んでた。

なんせ、街あげてのマラソン盛り上がりは凄いね!

家族と一緒にきたが、広東とは違う文化に、旅の面白みを感じてもらい、満足して帰った。

何より3年ぶりの蘭州マラソン。

メダルも押し売り的に、3年分ゲットしました。

 

 

■■■■■

色んな意味で参加出来て良かったな。

やっぱ出直すよ!現状打破だよな。

せめて、目指して努力する姿、見せてこー。

 

 

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あら
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