深セン猛走会 ランニングブログ

広東省深圳(深セン)市の日本人を中心としたランニング練習会やレース、飲み会などのイベント情報

2023年10月21日(土)Action Asia 香港島50㎞トレイル

Action Asia Eventsが主催するHK50シリーズの一つ、香港島50㎞に参戦してきました。

 

日時:2023年10月21日(土)7:00~18:00

参加者:まつ、ほりー、くま、おぎ、ふく、ちん(猛走会入会順)

 

桂林棚田組の4人に加えて、今回は香港駐在猛走会員の”ほりー”(堀川さん)、そして昨年3月に惜しまれつつも日本に帰国された”くまちゃん”(熊木さん)も参戦です。

日本からわざわざトレランのために香港に来る”くまちゃん”の変態っぷりと、それを許してくださる奥様の寛大さにただただ脱帽です。

 

その他、広州走友会、香港明走会からも多数参戦されました。

 

【当日の流れ】

04:15 皇岗口岸集合(まつ、おぎ、ふく、ちん、走友会小野さん、小谷さん)

   走友会のお二人はeチャネルに登録されてませんでした。同じ広東省でも都市によって取得率が違うものなのですね。

   口岸から例によって陳さん交渉でハイヤー借りて6人で集合場所の香港太子に向かいます。空港行くより太子行く方が高いんですね。650RMBで交渉成立。”ちんさん”、いつもありがとう!

05:45 太子からAAEがアレンジした送迎バスに乗車してスタート地点のビクトリアピークへ

   545出発の予定が少し遅れて、山頂に着いたのが630くらい。それからあわただしく準備

07:00 スタート

17:50 くまちゃんゴール。集合写真撮影後撤収

19:30 太子の海鮮レストランにくまちゃん太太の”なつみさん”も合流して打ち上げ

21:30 解散。深圳4人組は太子ー皇岗口岸のバスで帰深

 

以下、今回のコースです。

前半は香港島の西側。主に香港トレイルをたどるコース。

後半は香港島の東側の山岳地帯の標高200~300mくらいのところをぐるっと回り、最後に香港島の中心部のピークを登り下りを繰り返してゴールとなるコースです。

距離は50㎞ちょっと。総上昇量は1400m少し。制限時間も10時間と言うことで「スピードコース」と聞いていた我々。

(その後直前の地滑りによるコース変更があり制限時間は11時間に延長)

国慶節前に68㎞、累計標高3000mを経験していたこともアリはっきり言って「舐めプ」でした。

が、高低差をよく見てみると最後に「畢拿山(バトラー山、436m)」「渣甸山(ジャーディン山、433m)」「紫羅蘭山(バイオレットヒル、436m)」がそびえており、その前後に100m以上の昇り下りが連続してます。

 

出発前の様子。さすが香港。日本、中国とは違って欧米系、インド系、東南アジア系も多く国際色豊かな参加者です。まずは猛走会メンバーで集合写真。

出発前の日本人集合写真

 

【以下、画像を交えてコース概要】

【スタート~CP1(10㎞)】

まずは香港トレイルに従って、キレイな香港の街並みを見ながら、基本舗装された道路を緩やかに下っていきます。香港らしさを満喫できる素敵なトレイルコースです。

スタート直後(撮影ふく)

CP1手前’(撮影ふく)

【CP1~CP2(25km)】

ここからは香港島南側の山の中を走ります。眺望はききませんが、非常に走りやすい土の道。ここもスピード出せます。CP2は25㎞コースのゴールでもあります。

この時点で2時間45分ほど。さすがは「スピードトレイル」と思ったりしましたが少し飛ばしすぎたのか、両足のふくらはぎと足の付け根に違和感を感じ始めました。。

【CP2からCP3(33㎞)】

重たくなり始めた足を引きずりながら、なんとか進んでいきます。

木々の切れ間からは香港島中心部、そしてビクトリアピーク方面が見えます。

世界的に見ても大都会とトレイルがここまで近いところは珍しいのではないでしょうか?ぜひ猛走会の皆様にも歩いてみていただきたいです。

CP2出た後。西の方に香港島と半島の街並みがキレイです(撮影ほりー)

【CP3からCP4(42㎞)】

ここからが地滑りの影響で大きくコースが変わったところです。もともとのコースはよくわかりませんが、制限時間が1時間延長になったので恐らく走りづらいコースになったのでしょう。実際岩がゴロゴロしてて、根っこも多くところどころ地滑りの影響もアリ、となかなかスピードが出せないコースに苦戦しました。

ところどころ眺望が開けたところでは香港島北東部のノースポイントあたりでしょうか。キレイな景色にくじけそうになった心も癒されました。

途中野生のイノシシがすぐ近くまで寄ってきたそうです。(撮影ほりー)

 

【CP4からゴール】

最後の最後にこのコース最大の難所が待ち構えてます。

まずはCP4を出るとすぐにバトラー山への石段地獄です。私を勢いよく追い抜いて行ったランナーたちもここでは足を止めて休んでました。40㎞走った後に蓮花山の石段があるみたいなイメージですからまあ当然です。

でもバトラー山からの眺望はすごいです。南北に遮るものがなく一望できます。

ここからは走りやすいトレイルコースを一気に下り、次なるピーク、ジャーディン山を目指します。眼下に鉱石の採掘場?を見下ろしながら、あえぎながら登っていきます。ここまでくると眺望を見て写真を撮る、その余裕すらありません、笑。

ジャーディン山からは車道を目指して再び駆け下ります。(厳密には駆けてないですが。。)

車道に出ると、係の人が誘導してくれます。私は一度走ったことがありますが、香港トレイルはこの後車道を行くのです。が、誘導員は「こっちだ」と言って、ウィルソントレイルを案内してきます。私にはこの係員が笑顔の仮面をかぶった鬼に見えました。

車道のついてる峠道が280m。ここからバイオレットピークを目指して、標高差150mの主に階段の道を再び登ります。

途中の様子。少し平坦な道と思ったらすぐに階段。(撮影ほりー)

そして頑張って登ったと思ったら、そこから180mまで一気に下ります。

レースじゃなければ間違いなくゆっくり降りますね。

登山事故の大半は下りで発生します。皆様気を付けましょう。

下った後は4㎞の比較的平坦な道を最後のひと踏ん張り。

途中に浅水ビーチ(Repulse Bay Beach)もきれいに見えました。(撮影くま)

ここまで来ると「ビール飲みたい」とかいう邪念もなくなります。無事ゴールしたい。この苦しみから解放されたい。それだけです。ゴール地点では走友会の小野さん、そして陳さんが出迎えてくれました。

 

ゴール後、皆口をそろえて「棚田よりきつい」「こんなの聞いてない」と言ってましたが、そういわれれば過去に参加したことのある“るーさん”に「香港島50㎞は本当に辛いから。ゴールした瞬間泣きそうになるよ」と言われたことを忘れてました。

参加メンバーに事前に共有しなかったことを心から反省しました。

 

以下、参加メンバーのタイムです。

おぎ:7時間8分41秒(308人中48位)



ふく:8時間8分26秒(106位)

最後の下りからずっと一緒だった4人組(香港人とデンマーク人夫妻)で仲良くゴール。

ゴール後は「桂林よりきついじゃないか」とご立腹でしたが、ちんさんと一緒に近くのガススタでビールを買ってお供えしたら仏のような表情になりました。

ほりー:8時間52分58秒(148位)

10㎞過ぎで激しく捻挫したものの、近くにいたフクちゃんのテーピング処置が効果あったのか無事完走!初の長距離トレイルレース、お疲れさまでした。

 

まつ:9時間40分53秒(180位)

「今回は果物とお菓子しかない。お粥が食べたい」とご立腹でしたが、誰よりも元気にゴールされてました。さすがマツさんです。翌日曜日もしっかりと走ってましたね。

 

くま:10時間41分4秒(221位)

制限時間に何とか間に合いました。ここ1か月の間に米国、ベトナム出張が入り山での走り込み不足とのことでしたがナイス完走!




ちん:3時間22分50秒(CP2(25㎞)でリタイア)

のどの痛みなどの体調不良もあり、無理せずリタイア。それが正解です。

全員ゴールまで待っててくださってありがとうございました。

走れなかった残りの26㎞は日曜日のゆるジョグと赤トラプライベート練習で挽回するとのこと。

308人中完走したのは223人とのこと。曇っていてコンディション的には良い感じでしたが、それでもこの完走率。厳しい大会ですね。

一方でゴールの瞬間を逃さないように待ち構える走友会と猛走会のメンバー。一人酔いどれが居ますね。。



明走会の皆様はゴールも早かったので帰宅されてしまいましたが、走友会、猛走会でのゴール後の記念撮影。皆様お疲れ様でした~。

終了後は太子の海鮮料理店に移動して、くまちゃん奥様のなつみさんも合流して猛走会7人での打ち上げとなりました。

 

くまちゃんの顔が少し青白いですが、ゴール直後はもっと青白かったんですよ。

海鮮料理食べて元気になったので良かったです。

 

くまちゃん、なつみさん、次回は深圳にもお立ち寄りくださいね。

ほりー、赤トラで待ってます!

 

マラソンにもトレイルにも良い気候になりました。皆様、一緒に走りましょう!!

 

おぎ

 

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メール:m_arata2002@yahoo.co.jp

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担当:あら