深セン猛走会 ランニングブログ

広東省深圳(深セン)市の日本人を中心としたランニング練習会やレース、飲み会などのイベント情報

大雁頂,七娘山,大笔架山 3登(2023年11月11日)

今年もすでに11月。フクちゃんが今年深圳十峰でまだ登っていない山が5つあって日にちがないので深圳の東部にある大雁頂,七娘山,大笔架山を3つまとめて登りたいということで、フク、オギ、ルーの3人が3登に挑戦してきました。私(マツ)はその中の大雁頂と大笔架山の2つしか登っていないのですが、十峰達成となったのでブログを書くことになりました。

 

日時:11月11日(土) 

メンバー:フク(十峰残り5)、オギ(十峰残り5)、ルー、マツ(十峰残り2)

※ルーさんは最近ベトナムから戻ってきて佛山からの参加です。金曜日の夜に深圳入りして福田区のホテルに前泊、3登後にもう1泊、計2泊してこの変態企画に参加しにきてくれました。

 

朝5:00 会展中心のローソン前に集合。おにぎりなどの食材を買い込み朝食をとります。

5:10 ローソン前から滴滴で出発。車に乗ると間もなく雨が降り始めました。私が見てきた天気予報だと夕方から降り出すことになっていたのですが朝から降り始めて想定外。状況によっては3登はあきらめなければいけないとも思っていましたが、杨梅坑に着くと雨は降っていません。この日深圳市内のほうはだいぶ雨が降ったようですが、我々は最後まで不思議なくらいに雨に降られずにすみました。さすがルーさん、やっぱり晴れおんなです。

 

6:25杨梅坑到着。乗車1時間15分、67km、滴滴代221元。

ここ「鹿嘴山庄旅游中心」前が今回のスタート地点です。一般の車はここまでしか入れません。ここから大雁頂の登山口までの3キロは10人乗りの船で行く方法と観光客用の電気自動車で行く方法が昼間ならあるのですが、この時間ではどちらもまだ運航していないので、我々はジョグで登山口に向かいます。

今日のシューズはHOKA2名、Altra1名、Kailas1名。右側のオレンジ色のがルーさんのAltra。ネットで買って前日に届いたばかりのおNEWです。ベトナムから2か月前に発送した荷物がいまだに届いていなくトレランシューズがなかったので急遽この企画に合わせての購入です。

6:30にスタートして人がまだ少ない海岸沿いの道をジョグります。

7:00 鹿嘴にある大雁顶の登山口に到着。

登山口にはX線検査機が追加設置されていましたが朝早すぎて電源がまだ入っていません。警備員からライターを持っていないか聞かれ無い無いと答えて荷物検査パス。代表者1名だけ名前と携帯番号を登記します。我々が一番かと思いきや我々より先に登山開始している人が数名いました。

 

2号展望台の手前。我々の後ろに見える海から朝日が昇り始めています。

 

2号展望台。山の上半分は霧で真っ白で見えません。

 

2号展望台から3号展望台に登る途中からの景色。霞んでいますが、このあたりが景色を見れる最後。このあと3号展望台まで行くと霧で景色は全く見えなくなりました。

 

8:30 大雁頂に到着。登山口から1時間半。

ここで10分ほど休憩、私以外の3人は七娘山に向けて出発(8:40)。

私は七娘山へは10月に登って打卡済みで、大雁頂~七娘山への道は藪漕ぎだらけの密林で昨年歩いて抜けましたが息もあがってみんなについていけなかったので、彼らの無事を祈って送り出し私だけ一人下山します。

 

ここが大雁頂のふもと、鹿嘴山荘にある美人魚洞。過去5回くらい来たことありますが、気持ちのいい場所でせっかくここまで来たのでさらりとだけでも見て帰ります。

杨梅坑への戻るのに観光客用の電動車に初めて乗ってみました。片道13.80元。午前中に帰る人はいないのでガラガラですぐ飛び乗れましたが、杨梅坑から鹿嘴に来る観光車の乗り場は長蛇の列。待っている間に着くくらいなので海岸沿いを歩いてくる人は多いです。

杨梅坑から大笔架山のふもとの白沙湾公園まではバス3本を乗り継いで2時間半かかりますが、一人だし時間もあるのでバスで向かうことにします。ところが杨梅坑の大駐車場前で路線バスを待っていてもなかなか来ません。するとバイクタクシーが来て「休日は渋滞するからバスはここまで来ないよ。2キロ先のバス停まで行かないと乗れない。10元でバス停まで送るよ、乗るか?」と言ってきてました。気づきませんでしたがバス停には紙が貼ってあり確かにそんなような事が書いてあります。2キロくらいならと私は走ってバス停へ。

 

一方、大雁頂から七娘山に向かったオギ・フク・ルーの3人は霧の山でぬかるんだ道を

濡れながらも順調に進んでいました。この写真の場所は木が写っていませんが、大雁頂から七娘山への道は藪漕ぎと密林なので木に頭をぶつけたりしながら抜けてきたようです。

11:30 3人は七娘山山頂に到着。

 

七娘山山頂に来るまでの道に 鲲鹏径(Kunpeng Trail)と書かれた標識があったそうです。大雁頂の山頂にも鲲鹏径(Kunpeng Trail)と書かれた大きな杭(標識)が寝かせて置かれていましたが、どうやら大雁頂ー七娘山間のトレイルをその名称で制定整備するようです。ただインターネットで調べてもKunpeng Trailは出てこないので、まだ政府内で決めたまでで一般への公表はこれからのようです。

七娘山の山頂は広くいくつかあって景色を見るのに普通だと30分から1時間必要なのですが、この日は風が強く景色も見えないので、3人は打卡だけしたらすぐ下山。想定していた下山時刻は14:00でしたが、それよりも1時間半も早い12:30に下山。そして地質公園博物館の前にあるちょっとしたお店で昼食休憩。メニューの種類がない中からチャーハンを注文したもののなかなか出てこずここでチャーハンと一緒に時間も食ってしまったようです。

 

私はバスを乗りついで移動中に彼らから七娘山を下山したとのメッセージが入ってきて、えっ!こんなに早く?もしかすると私よりも彼らのほうが先に白沙湾公園に着いてしまうかもしれないと思い、途中から滴滴に乗り換えて移動。一緒に登ると私のペースが遅くて足を引っ張って帰りの時間が遅くなるので先に登り始めます。私が前に白沙湾から登ったのは2年前で当時は道路工事していて今と景色が違います。登山口に標識は全くなく初めて行く人にはどこから登るのかわかりないと思うので以下に写真を何枚か載せておきます。登山口は白沙湾公園に面した生物谷路と环坝路が交差したところにあります。

舗装されたなだらかに登っていく道はまっすぐ続いていますが、30mくらい歩いたらすぐ右手(山側)に小さな階段があるのでここを登ってから左折。排水溝沿いに20mくらい進んだらまた右(山側)に入って下さい。

ここを過ぎてしっかりしたコンクリートの橋を渡ればあとは1本の山道でそこから先は誰でも迷わずに行けます。

1:20に登り始めて3:00に大笔架山に登頂(登り1時間40分)

これで私は2021年、2022年、2023年と3年連続で深圳十峰達成(十峰勇士)となりました。

山頂で待つこと約45分、3人が登ってきたので今度は4人一緒に登頂記念写真。

皆さんお気づきでしょうか。全員が猛シャツを着ています。これを着て来ようと事前に申し合わせていたわけではなかったのですが朝集まってみたら全員がこれを着てきていました。オギフクがこれを着てきそうな予感がしたので着て行ったらルーさんまで着てきていて、他のを着てこなくてよかったーと思いましたが、今度から着てくるなら事前に言って下さいね。

 

ルーさんのせっかくの新品のシューズが泥だらけになっています。七娘山が霧で湿っていてこんなになってしまったそうです。やはり七娘山に抜ける道はそれなりにたいへんだったようです。

15:55下山開始。先頭はルーさん。足の感覚がないと言いながら結構いいペースで駆け下りていきます。私も最後尾ながらも同じペースで駆け下りることができました。

我々が下山していると若い3人組が大きなリュックを背負って再度登ってきていたので2登めかと聞いてみたら5登めとの返事。ここでこんな訓練をする人もいるのですね。

 

白沙湾公園にセブンイレブンがあるのでそこで飲み物を買い、建物内の暗いところで着替えをして滴滴を呼んで深圳に戻ります。タイチさんとチンさんが打ち上げに参加してくれるというので、20:00から国貿のREIKOで6人で食事になりました。

20:00前に来たチンさんが撮ってくれた座敷の写真。食事しいる時の写真は誰もが撮り忘れました。22:00解散。フクちゃん、オギちゃん、ルーさん3登お疲れ様でした。ルーさんは翌朝早い時間の高鉄で佛山に戻り、フクちゃんオギちゃんは翌朝それぞれ15km程度のランニング練習をこなし、フクちゃんは更に午後阳台山に登って深圳十峰にまた1つ近づいています。強靭な人たちです。

 

今回行ったルートを地図で示しておきます。

時間をまとめると

05:00 会展中心集合
06:30 杨梅坑スタート。
08:30 大雁頂登頂(2時間、7.5km)

11:30 七娘山登頂(5時間、14km)

12:30 七娘山下山(6時間、17km)

滴滴で白沙湾公園に移動して

14:10 3人登山開始

15:45   大笔架山登頂

17:10 白沙湾公園に下山(3時間、8km)

18:30    羅湖着

 

 

参考<過去に大雁頂,七娘山に2登した時のブログ

・2021年4月11日 初の大雁頂、七娘山挑戦。

 メンバー: ハル、タモツ、ルー、キク、クマ、マツ

2021年4月11日(日)まつ隊長トレラン in 大雁頂&七娘山 - 深セン猛走会 ランニングブログ (hatenablog.com)

 

・2021年8月22日 初回と同様に大雁頂と七娘山、別々に登頂

  メンバー:ハル、クグ、タモツ、ミツ、イモチュー、シンヤ、マツ

2021年8月22日(日)くぐさんと行く大雁頂、七娘山 - 深セン猛走会 ランニングブログ (hatenablog.com)

 

・2022年11月13日 大雁頂から七娘山に初めて抜けた時

  メンバー:アラ、オギ、フク、チン、マツ

大鹏半島リベンジ 大雁頂、七娘山  2022年11月13日(日) - 深セン猛走会 ランニングブログ (hatenablog.com)

 

今回3人は想定していた時間よりかなり早く七娘山までたどりついて下山でき、水もあまり飲まずに済んだそうですが、1年前の同じ11月に同じルートで抜けた時は水を3リットル持って行ってもほとんどの人が飲み干してしまうほどで、同じ時期でも気温によって登山速度、飲む水の量などかなり違ってくると思います。七娘山は全体的に未開拓で生い茂っていて道に迷いやすく電波が入らないところが多く途中で水も買えないので遭難者が出やすい山です。我々が行く3日前には登山者が崖から転落してヘリコプターで運ばれ病院のICUに運ばれたという事故がニュースになっていました。七娘山山頂からの見晴らしはすばらしいですが、リスクの高い山ですので各方面で余裕をもって自分のレベル以内の挑戦に抑えた登山をされるようにして下さい。(階段が作られている特定されたメインのルートは初心者でもゆっくり登れば大丈夫です。)

 

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