先週の土曜日に広州100越野賽(Ultra Trail Race)の60㎞の部に参加してきました。(筆:マツ)
日時:2021年1月9日(土)
主催:広州市体育局、広州市体育総会
メインスポンサー:KAILAS
厦門マラソンや海口マラソンなどがコロナの感染予防のため直前で中止になり政府も通達を出し始めていたので、この大会ももしや中止になるのではと心配になりだしていましたが、幸い予定通り開催され、出場してくることができました。
カテゴリーは100㎞、60㎞、30㎞の3つあって、
私が参加した60㎞の部は実際の距離は67㎞、累計elevationが2989m、
制限時間16.5時間、朝7:30にスタートとして締切時間が夜中の0時というもの。
組別 | 実距離 | 累計爬升 | スタート時間 | 制限時間 | 参加費 |
100㎞ | 103㎞ | 4516m | 7:00 | 28H | 1299元 |
60㎞ | 67㎞ | 2989m | 7:30 | 16.5H | 799元 |
30㎞ | 27㎞ | 1085m | 8:00 | 9H | 429元 |
写真に一緒に写っているのは広州走友会の人たちで、2人がトレランの100㎞経験者、1人が50㎞経験者、残りは昨年30㎞を初体験したばかりの人。私は2年前に香港で走った50㎞が最長距離。なので9人中7人が68㎞は初挑戦。
スタート地点はライトアップされ大きな音楽が流れ今まで出たトレランにはない本格さで、動画で見たUTMBが思い出されました。
白雲山山頂からの夜景がきれいでした。
夕方6時からヘッドライトを使い始め、夜9時半に無事ゴール。14時間01分17秒。
ゴール側からランナーにスポットライトがあてられ、両サイドにはスポンサーの盾が並んでいて、私の後ろに写っているのは動画を撮影しているスタッフ。私のような遅い時間にゴールする人にもライトをあててゴールのテープも用意してくれ写真もちゃんと撮ってくれるのはありがたいものです。
以下はゴールまでのCP(チェックポイント)ごとのタイムですが、注目してほしいのは一番右側の男性での順位(配名)。私はスタートして直後公園のトイレに入ったので最後尾からみんなを追いかけていく形になったのですが、男性の参加者は520人、そこから毎CPごとに順位があがっています。全体の中の順位では遅いほうですが、順々に順位をあげていけた時のレースは気持ちいいものです。もちろんレース中は自分の順位はわかりませんが、実際最後までスタミナ切れや足の痛みなどなく完走できました。
男女合わせた順位は680人中379位でした。
走ったコース
レース後に公開された結果を自分で数えてまとめてみた申込者数、参加者数、完走者数、完走率
組別 | 申込人数 | DNS人数 | 出場者数 | 制限時間内完走者数 | DNF人数 | 完走率 | DNS率 |
100㎞ | 608 | 82 | 526 | 464 | 62 | 88% | 13% |
60㎞ | 855 | 175 | 680 | 602 | 78 | 89% | 20% |
30㎞ | 1150 | 409 | 741 | 732 | 9 | 99% | 36% |
合計 | 2613 | 666 | 1947 | 1798 | 149 | 92% | 25% |
DNF=Did not Finish, DNS=Did not start
全体で約2,000人が参加。
完走率は100㎞が88%、60㎞が89%、30㎞が99%で高いほうだと思います。
参加費を払って出場できなかった人が全体で25%、30㎞の部では36%もいますが払い戻しはないのでお気の毒です。
感想
まずは怪我なく無事完走でき、トレイルでの自己最長距離数を50㎞から68㎞に更新できてうれしいです。
メインのスポンサーがKAILASだからだったのかわかりませんが、管理、アレンジがよくできていて今まで出たトレランレースの中ではずば抜けて一番でした。①目印のリボンが非常に短い間隔でつけられていて夜でも反射がはっきりして道に迷いようがなかった。②赤いユニフォームを着た援護班(救急班)が山の中でもいたるところにいて待機してくれていた。③スタート・ゴールの照明などの本格的な設定
参加費は60㎞の部で799元と中国にしては高めに思えましたが、出てみて納得できる費用でした。完走して結構いいカバン(リュック)ももらえました。
よく「次は100キロね。」と言われ、これまでは無理無理と否定してきていましたが、80㎞とか100㎞とかチャンスがあったら挑戦してみようかなという気になってしまっています。
とはいえ四捨五入すればもう60歳、過去4年間で2度も骨折し、右目も見えなくなってきていて、若干の膝の痛みもずっと抱えているので、無理して飛ばさすことはせず安全第一でじっくりいきます。
追記
今回レース終わって不思議と筋肉痛にならなかったのですが、原因は1週間前に標高約300mの南山(95%が階段の道)を8時間ほどかけて10回上り下りし(つまり累計で3,000mの登り)、その翌日から5日間太ももが強度の筋肉痛になっていたからだと思います。筋肉痛はレースの2日ほど前に消えましたが、普段山登りしていなくても事前にそういう強化練習をしておくとこうも違うのだなと。もしそれなしで臨んでいたらレース翌日は他の多く人と同じように筋肉痛になっていたでしょうし、本番レースはもっときつく時間ももっとかかっていたであろうと思います。