深セン猛走会 ランニングブログ

広東省深圳(深セン)市の日本人を中心としたランニング練習会やレース、飲み会などのイベント情報

深圳大鵬新年マラソン 2024年1月1日(月)

2024年1月1日に大鵬でフルマラソンの大会(深圳大鵬新年马拉松)が開催されました。猛走会からは6名参加しました(はるさん、もりもとさん、さんじさん、イモちゃんさん、英英さん、ぼく(まさ)。応援として柳川さん。)。

 

今回は、ぼく(まさ)が執筆を担当し、深圳大鵬新年マラソンの概要と、参加者の結果や感想をまとめたいと思います。おまけとして後半では、初のフルマラソンとなったぼくの今大会で感じた楽しさ、油断、後悔、激痛、反省について簡単に述べたいと思います。

 

深圳大鵬新年马拉松2024のまとめ


日時

2024年1月1日月曜日 7時30分スタート

 

参加費

290RMB程度とやや高めです。

 

参加の手続き

11月中に応募を締め切り、周りの多くの参加者は2週間以内に当選の通知がありました。わずかな例として、12月中旬ごろに当選の通知があった方もいました。

 

12月中にゼッケン等の受取日や、大会開催地までのバスの送迎について、アプリから予約する必要があります。ぼくは12月30日に深圳湾体育中心でゼッケン等を受け取りました。

 

大会の開始時間は7時30分であったため、南山などの深圳中心部からのバスの発車は朝4時前後でした。

 

ゼッケンの受取り。左:はるさん、中:ぼく、右:後述の計画性のない友人

 

コースの特徴

主に海岸を走ります。山がちなところも多く、アップダウンは何度もありました。主催者によると、中国で一番美しい海岸のコースとのことです。

 

大会のパンフレット(公式ウェブサイトから)

 

コース(公式ウェブサイトから)

 

大会当日の天気

晴れです。少し肌寒い程度の気温でした。

 

レース開始地点

6時ごろにバスで到着すると、レース開始地点までの道中に本人確認ゲートがあります。その前後にトイレが設置されており、多くの方が並んでいました。少しの人数でも1人がトイレにこもる時間が長く、待ち時間が長かったです。

 

本人確認ゲートを通ると、奥に朝食として、パンやバナナ、水などが配給されていました。その横に、荷物を預ける場所があります。

 

結果

タイム(Net Time)が早かった順番に記載します。みなさんすごいです。

 

さんじさん 3:19:37

早すぎて、折り返しのときに走っている姿を見ることができませんでした。

 

もりもとさん 3:23:47

折り返しの15km地点で姿を見かけたときも、さわやかに走っていました。

本人による感想:赴任して3年以上になりますが中国での初レースでした。しかもフル!30km過ぎから足が動かなくなりましたが皆さんから声援を頂き最後まで集中して走りきる事ができました。

 

はるさん 3:47:15

前日も宝安フルマラソンをしたばかりで、足が痛いといいつつ、さすがのタイムです。

 

イモちゃんさん 3:56:48

6kmまでついていきましたが、それ以降はついていくことができませんでした。

本人による感想:フル🐴にファンランはないwww

 

 

英英さん 4:45:31

初フルマラソンなのに完走しました。ぼくよりずっと早いです。

 

ぼく 5:57:58

なぜか辛そうです。

 

完走の景品など

メダル、ジャージ、サンダル、パンやお菓子などをもらえました。荷物がパンパンになりました。ちなみに大鵬ガールと記念撮影をすることができます(ぼくは遅すぎて一緒に撮影できませんでした)。

 

景品の一覧(公式ウェブサイトから)

 

大鵬ガールズたちとの記念撮影

 

まとめ

当日は天気も良く、日差しもそれほど強くなかったため、走りやすい環境だったと思います。参加者全員が完走できたことは良かったです。高低差が激しいことや、参加費が高いことはややネガティブですが、スタッフの対応や景品の豪華さなど良いことも多くあり、多くのランナーが楽しく走ることができる大会だったと思います。

 

 

以下はおまけとして、ぼくの感想です。少しでも初めてフルマラソンに参加される方の中で油断している方の参考になれば幸いです。

初めてのフルマラソン ~足の痛みと後悔の42.195km~

参加の経緯

運動は好きなので、たまにランニングはしていましたが、人生でマラソンの大会に出たことはありませんでした。仲の良い友人がハーフマラソンに出るということだったので、ぼくも一緒の大会に出ようと応募しました。

 

しかし、友人は当選しても、ぼくは落選することが2度続き、とても残念な気持ちでいました。友人からは「こういうのは何も考えずに応募したらええねん、大鵬も申し込もう」と言われたので、深圳大鵬新年マラソンに応募したら2人とも当選。何も考えずに応募したので、当選後に内容を見たらフルマラソンしかない大会でした。

 

後々、スケジュールもよく考えていなかった友人は大鵬マラソン前日の宝安のハーフマラソンにも当選しており、そこで足を痛め、翌日の深圳大鵬マラソンを欠場し、ぼくだけがフルマラソンに参加することになります。

 

運動能力にはそこそこの自信があったが。。。

最も長く走って、記録を測ったのは、高校2年生のときの3km走でした。そのときは、1、2年生合わせて250人くらいのうち、全体5位くらいでした。その前は中学1年生のときの1500m走で、学年2位でした。野球や水泳をしていましたので、ある程度は体力がある方だったと思います。

 

最近も深圳で野球をやっていて、WBC元中国代表のいる野球チームと試合して、投手として完投勝利をしながら、体力としては疲れ果てることはなく、週5日は野球やジムで運動をしていたので、いまも体力としては問題ないと思っていました。

 

後ほど痛い目を見ます。慢心するべからず。


レース開始

できるだけイモちゃんさんについて行こうと思っていました。途中で疲れても5時間前後で完走できればいいなと思っていました。

 

レースが開始になり、混雑している中で、走っていきます。人混みをかけわけ、木が生い茂っているコースに入り、徐々に安定して走ることができるようになり、イモちゃんさんの後ろについていきながら、このペースなら気持ちよくしばらく走ることができそうだなあと思っていたとき、5kmを過ぎたあたりで、左ふくらはぎがピキッと痛くなる感触がありました。

 

我慢できずに6km手前あたりから歩き、ストレッチをしてから、ゆっくり走りました。その後、15kmまでは走り方を変えながら、痛くならない走り方をするようにしていましたが、徐々に右ふくらはぎ、ハムストリング、大腿四頭筋など、両足全部が痛くなり、ほとんど走れず、歩くだけで痛い状態になりました。30km以降は足を引きづりながら、歩くペースを保つだけで精一杯でした。

 

ぼくより年配な方、太っている方、体の細い女性の方に後ろからどんどん抜かされていく様子を見て、みんなすごいなあと思いながら、午後2時発の帰りのバスに乗り遅れることは避けないといけないということで、できるだけ早くゴールすることで頭がいっぱいでした。

 

走りながら(歩きながら)、レース前にみなさんに言われたことが頭をよぎっていました。「なんでフルマラソン出ようと思ったの」、「初めてのフルマラソンは危ないかもしれない」、「フットサルシューズで走る人は初めて見た」。走ってみると、そんな反応になるだろうなと納得でした。

 

なんとか5時間59分(Net5時間57分)でゴール。足がとにかく痛い。

 

タイムと気持ちの推移

  • レース開始前

なんとかなるか

 

  • 5km地点:26:50(LAP26:50)

わりと気持ちよく走れているな。このまま最後まで走れるかも。

 

  • 10km地点:58:56(LAP32:06)

6kmくらいから左ふくらはぎが痛い。もう走れないかも。

 

  • 15km地点:1:26:35(LAP27:39)

少し走っていたら、痛みを感じなくなってきた。意外と走れる。

 

  • 20km地点:2:06:13(LAP39:38)

左ふくらはぎ以外も痛くなってきた。50m以上続けて走れない。

 

  • 25km地点:2:47:24(LAP41:11)

あと半分あるのか。完走できるだろうか。スマホでフルマラソン中に足が痛くなったときの対処法を調べたら、足が痛くなったらそこで終わりだと書いてあり、元気がなくなる。

 

  • 30km地点:3:28:08(LAP40:44)

英英さんに華麗に抜かれる。ずっと走っていてすごい。

 

  • 35km地点:4:34:32(LAP1:06:24)

1km進むたびに、確実に足が悪くなっている。フットサルシューズが痛い。

 

  • 40km地点:5:32:58(LAP58:26)

14時のバスに間に合うのだろうか。イモちゃんさんからの電話では既に宴会しているらしい。遅くてすみません。

 

  • ゴール:5:59:51(Net5:57:58)

40km過ぎたあたりから、多くの方が息を吹き返したように走り出し、大量に抜かれる。そんなに体力あるんなら初めから走れよ。

 

なんとかゴール。


反省すること

反省点は大きく以下の3つだと思いました。

 

①長く走るためのトレーニングをしていなかった
これまでの自分のトレーニングは瞬発力を高める、短い距離を早く走るということを目的としていたのですが、フルマラソンで必要な筋肉とは大きく質が違うと実感しました。まずは長い距離を走り続けるトレーニングが必要だと思いました。

 

②少しの筋肉痛も残さない方が良かった
大会前日は運動せずに休息していましたが、大会2日前にジムで筋トレをしていて、その軽い筋肉痛から、徐々にフルマラソン中に筋肉の痛みが広がったように思いました。次回、フルマラソンをするときはもう少し長く休息を取るようにします。

 

③フットサルシューズで走らない
フットサルシューズは芝生や砂利をグリップするような形状であり、道路のような固い地面を長時間走ることには向いていないことを実感しました。走るうちにフットサルシューズが固く感じ、足に確実にダメージを与えていました。

 

あと、前日、仕事で一睡もしていなかったり、その前の日は遅くまで飲んでいましたが、上記と比較するとあまり大きな影響ではないと思います。

 

このように散々な初フルマラソンでしたが、完走するときの達成感や、人体の仕組みをより深く考えるきっかけになったことで、とても良い思い出になりました。一緒に参加した方々にもたくさん励ましていただきました。一緒に走ることができてとても楽しかったです。次は、最後まで走り続けることができるように準備して臨みたいです。

 

執筆:まさ

 

 

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担当:あら