深セン猛走会 ランニングブログ

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香港マラソン2024(1/21) 2/3話_ひで初サブエガ編

ひでです。香港マラソン2024。

全体編はこちらの1話目で。

2話目は、まさかのPBで、

サブエガ達成したひでの

   超絶、独りよがりの

        ブログです。

 

サブエガ達成までのきっかけと

練習と香港レースについて書いてみます。

 

誰かの何かの(何の😅?)

一助になればと思ったのと、

自分自身を内省してみて、

なんか見えてくるものあるんじゃないかなぁと思って書いてます。

 

 

まず、ここからですかね。

なんで、

サブエガ(2時間50分切り)を

狙い始めたのか。

 

きっかけは完全にこれです。

自分の心に火をつけたレース。

2023年6月の蘭州マラソン。

 

5回連続のサブスリーを逃した、

恥ずかしいレース。。

 

 

ただ、

すげぇ楽しかった。

 

 

多分、瀬戸ちゃんと一緒に戦ったからだ。

今や中国でバズって

遠い存在になってきたけど、

戦友です。

 

瀬戸ちゃんとは、言葉少ない中でも、

一緒にサブエガやってやろうぜ、と誓った。

 

その時に書いたブログは、

「走ることについて語る時に僕の語ること(兰马編)」

 

この時に、

何故苦しい挑戦に飛び込んで

いくのかなぁと思った時に、

 

「高みを目指す中でなんか得られたり、

 それを仲間と分かち合える喜びを

  感じたいから走る」

 

自分の中でその答えを出して、

挑戦への覚悟を決めた。

 

では、実現にあたり、

自分に足りないものはなんだろうかと、

考えた時に

 

持久力よりもスピードだろと思った。

 

サブエガは、キロ4(正確には4‘01)で42.195kmを走り続ける事になる。

変態の域だと普通に思う。

うん。

 

まずキロ4で全て走り切るには、

キロ3’30ぐらいで

簡単にインターバル回したりする

必要あると

安易に

考えた。

 

それで、夏には人生で初めて、

陸上スパイス買って、

夜中に1人で蛇口トラック

で走ったりもした。

 

 

中年おっさんの部活動だ。

 

ただ、卓球部出身で

陸上経験がないひでにとっては

スピードをさらに伸ばしていく

コツが全然掴めなかった。

 

一時的にスピードが速くなった時もあったが、

なんか無理矢理、頑張って、

筋肉使って、

途中ですげぇへばったりして

失敗を繰り返した。

 

失敗癖がつくと、

ポイント練止めたくなる。

 

そんなこんなで、

6〜10月中ぐらいまで、

全然調子上がらなかった。

レースペースのキロ4が辛い。

 

サブエガ目標、と、口に出せる

レベルじゃなかった。

 

少し上がったきっかけは、

10月15日の同沙の26km走。

あらちゃん、福ちゃん、サンジさんと走って、

東莞の寿司屋に行った日だ。

 

その時はサンジさんと並行した。

走りながら、

速く走るには、

単純に前に推進すれば良いのだと

(語彙力💦)

感じた。

 

言葉にすると、当たり前だ😅

 

 

反発とか、

脚の着地位置とか、

そんなん全然気にせず、

素早く前に重心が移動して

前進できれば良いし、

腰のあたりから、ぐっと前に進むと、

脚じゃなく身体全体が前に進む

と感じた。

(語彙力💦)

 

次は、11月5日の光明ハーフ。

30℃前後の気温でも

キロ4を維持してハーフを走れた。

この時は、全体推進に加えて、

脚を離すと言う感覚を得た。

 

脚はけっちゃいかん、

叩いてはいかん。

ただ離して、

ただ前に素早く移動すればよい。

(語彙力💦)

 

そこで、夏場のスピード練の方向性が

間違ってたと感じた。

 

スピード余力を上げる過程で

無理に力でねじ伏せる癖がつき始めて、

色んなところに、

様々なベクトルで力が入り、

動きが連動しなくなってたんだ。

 

次のポイントは11月26日の南山ハーフ。

試金石の大会でなんかすげぇ緊張した🫨

春さんには2、3回突っ込まれたほどだ。

 

結果、キロ3’50でハーフ走って

80分台を出せた。この辺りで、ようやく

良い走りができた感触があった。

 

分かったぞ。

 

「フルマラソンは、

 レースペース速度域のみ

   特異的に速くなり、

    それを楽にこなせれば良い。」

別にフルのレースペース以上に

速く走る必要ない

 

この特異的に、

キロ4を、

楽に走る感覚だけ磨いた。

 

サブエガに向けてやった練習は

一言で言うとそれだけだ。

 

この感覚が良くなったのが11月末。

そして、12月10日の広州マラソン。

大本命でサブエガ狙いレースだったが、

2時間53分で、達成ならず。😥😥

 

すげぇ感覚は良い状態で迎えたレースで、

前半イケると思ったが、後半垂れた。

 

気温19〜26℃の気温☀️のせいだ。

 

と外部要因にして言い訳しようとしたが、

自分の走りにも原因があったと思う。

 

走り終わった後、

すげぇ首が張りまくってたので、

肩に力入れて、

無理矢理腕振って

走ってたんだ。

 

そこから、

「腕は振るものでなく、

    振られるものだ」

ってな「脱力」感覚を12月磨いていた。

 

実は、その感覚がハマってきていた。

 

それを3月レースにむけて、距離踏んで

脚を作ろうって思ってた。

 

そして、走行距離を伸ばしている1月の過程で

1人ロング走やって

膝を痛めた😩😩

香港マラソンの10日前だ。

 

曲げるだけで、痛いんだ。😱

 

筋肉張ってる中で動かし続け、

膝周りの鍵が炎症したんだと思う。

 

数日休んでも治らん。

😱

 

すげぇ走る感覚は良いんだが、

翌日も走れないほどの痛みがくる。

 

上手く走れず

会社と家で夜まで

仕事ばっかりしてると、

なんか気持ちが溜まってくる。

 

溜まってきたら

酒飲んで、楽になろうと自暴自棄。⤵️

あかん。

体重も増える。⤴️

 

レース前の水曜日。

通常最終ポイント練って位置付けるが、

違和感あり走れず

悔しくて飲む。⤵️

 

ダメなループだ。❌

 

生活リズムも崩れ、

洗濯物やゴミの出し方も雑になり、

嫁に怒られる。👹

 

ダメ夫だ。😳

 

翌木曜。レースに出るか出ないか決めるために

夜中蛇口トラックに向かう。

走る感覚は良い。↗️

 

ただ、痛みあり。😱

 

そんな時に、浜ちゃん遭遇シリーズ。

弱さが表情筋と態度に出ていたかもしれない。

浜ちゃんごめん。

 

 

諸刃の剣。。🗡️
ギリギリの戦いだ。


でも、やるべき事は

やってきたつもり。

 

ロキソニン飲んでちゃんと走ろうって

香港マラソンへの参加を決めた。

 

走るにも、走らないにも

勇気がいる。

 

前日は、会場雰囲気や皆さんの思い

DNSを決めた福ちゃんとか

色んな刺激と

加東の大砲も受けて

気持ちが吹っ切れた。

 

 

悔いなく走りろうと心に決めた。💝

 

 

当日、朝ペニンシュラ前で

イオキベさんとご挨拶。

 

ひでさ〜ん!

 

いつもの調子の良い声のトーンだ。

サブエガ狙ってくとおっしゃってた。

調子良さそうだ。

 

ひでは、結果的にテストで勉強してないっていい点取るやつみたいな状況だけど、

正直、置きにいくつもりだったし、

序盤はそのペースで入った。

 

そんな中、おぎちゃん、明走会マサさんと

最前列に並び、

うぃ〜ってテンション上げる。

 

 

国家が流れないマラソン大会は久しぶりだ。

痛み止めを飲み込む。

 

オンユアマーク

パン🔫っ!

 

一瞬出遅れて、足首捻った。

危ねぇ。

でも痛みは出てない。

 

そして前にオギちゃん。

その次にマサさん。

エールを称え合って数キロ過ぎる。

 

4㎞までは繁華街の九龍を走る。

そこから、高速道路で青衣島に渡って行く。

まずは10km地点までの上り。6km地点ぐらいからかなぁ。明走会のアンドレと一緒になる。

 

アンドレは黙々と走ってるので、

ひでは何回か声かけてアンドレと並走した。

 

どれくらいで行くんすか?

PBどれくらいっすか?

(やべー、うざいやつかもしれん)

 

ペースが同じぐらいだったんで、

一緒に15㎞ぐらいまでいく。

 

ひでは青衣に渡る高速道路から香港を眺めてテンション上がる。朝が明けていく。

うぉー、綺麗!うぃ〜!

(アンドレに、うざがられたかも)

 

緩やかなアップダウンありながら

ジェットコースター的な気分になり

テンション上がってく。

テンション上がった時に

ひでは、アンドレの先を行くようになった。

 

15㎞地点過ぎると、折り返し地点も多く、

色んな人とエールを送り合う。

元気が出る。

 

唯一私の前にいたのが、

イオキベさんだ!

 

サブエガペースと思われる集団で

走られており

すれ違いでも、

気合いが入ってるのが分かった。

 

ひではそこから1分ぐらい遅い。

 

後ろは40秒ぐらい後ろにサンジさん

が見えた。

 

追う/追われるのサンドイッチ状態。

 

19km地点からの下りは、

キロ4を切って進みたいと思い、

ペースを上げてみる。

膝の痛みもなんとか出ていない。

 

淡々と下りのリズムで、

全身を前進させて、

腕は振るのではなく振られて、

1番楽だと感じるポジションと

速度域を探った。

 

これが3’55/kmぐらいでハマった。

あっという間に30km地点。

そしてオリンピック駅での応援団が、見える。

 

猛走会の旗を見てスピード上がる⤴️

ブブセラ響く⤴️よりリズムに乗る。

それで勢い増して、

海底トンネルに突っ込んでいった。

 

考えてた事は、

イオキベさんに

追いつくまでやり切りたい。

 

膝の違和感と鈍痛はあったが、

脚はあるし調子はいいんだ。

 

悲鳴あげずに持ってくれ。

俺の膝!

 

噂の海底トンネルの上りに来た。

楽にクリアした。

身構え過ぎてたのもある。

 

35km香港島に入る。

脚はまだある。香港島内でアップダウンあるが、敢えて楽しむ。

この時点で俺サブエガ行ける。

って思った。

 

イオキベさん追う事だけに集中してて、

あんまりタイムを意識してなかったが、

ゴールはすぐそこだ。

 

そして37km。ようやくイオキベさんが見えた。先輩を見た時に、それを支えにただ、走ってたんだなぁと改めて気づいた。

 

ただ、イオキベ先輩は

37㎞で脚が攣っていた。

 

心配になり、

大丈夫ですか?と声をかける。

ただ、ギリギリサブエガ行ける

時間だったので、まだエガれますよ!

ここからと声をかけて先に行った。

粘ってほしいと願った。

 

サンジさんもすれ違った。

今回は恐縮だが

今回ばかりは、自分の走りを表現する事で、

いつもの恩を返そうとも思った。

 

ひでは勢いついてたので、ゴールに

そのまま、

身体とこころを

Victoriaパークに

ぶち込んだ!

 

2時間48分26秒。

 

ゴール余韻には浸らず

すぐに後ろを振り向き、

イオキベさんを待つ。

 

49分30秒を過ぎたあたりで、

姿が見えた!

 

イケる。

入れ!入れ!とゴール側から手招き。

 

イオキベさん入った!

2時間49分45秒。

 

涙。

涙。

 

2人で喜びを分かち合った。

笑い。

 

涙。

 

これだよなぁ。マラソンって。

だからやめられない。

 

願えば叶う。

そして仲間と分かち合う。

離れてても同じ目標に向かって

刺激し合う。

 

そうやって、人生の1ページに

PBを刻んだ。

最後はサブスリー メンバーで

記念写真。

 

 

ハードルが上がる度に、

日々の生活の中で色んなものを削いで

くる事も出てくる。

 

迷惑かけてる家族には感謝。

 

部屋にある

マラソン完走メダルが増えるたびに、

「私がどんだけ寛容か、よく分かる」

と言われてます。

 

その通りでございます。

  はいっ!

    間違えございません💦

 

香港マラソン、ありがとうございました。

2話も長文失礼しました。

 

3話は打ち上げ編のライトトークです。

 

猛走会に参加希望の方はご連絡ください。

あら
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